AWS セキュリティ資格である、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)の受験を考えているが、何から勉強していいかわからない
勉強をしたいけど、色々な情報が出回っていて、何から勉強していいかわからない
この記事では、私がどのようにしてAWS セキュリティ資格である、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)を合格できたのか解説しています。
また実際に、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)を合格してみて感じたこと、合格までの勉強方法などをこの記事では書いていきます。
AWS セキュリティ資格|セキュリティスペシャリスト(SCS)合格勉強方法を解説
AWS セキュリティ資格:AWS Certified Security – Specialtyとは
AWS Certified Security – Specialty(通称:SCS)は、AWSが定める認定資格です。
AWSの最低 2 年間の AWS のワークロードの保護に関する実務経験を持つセキュリティ担当者である個人を対象としています。
実際に2年以上の実務経験がなくとも受験は可能です。
2年の実務経験がなく、認定資格に合格したとしても、資格取得として認められます。
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)は、AWS認定資格の中では、専門知識として上位の位置付けとなっています。
専門知識の分、資格試験範囲のAWSサービスは限られていますが、深い知識や、実践での使い方が資格では求められます。
AWS セキュリティ資格:試験時間 問題数
試験時間は170分、問題数は65問となっています。
出題形式は、選択肢から1つあるいは、複数の選択肢を選んで回答します。
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)問題は比較的長いので問題を読むのに時間がかかり、そこから考えて問題を解いていくとあまり時間に余裕のある試験ではありません。
私が実際に受験した時には、見直しを1周した時点で170分ピッタリぐらいでした。
詳細につきまいては、AWSの公式ドキュメントを読むのが良いでしょう。
- 受験時間は170分
- 問題数は65問
- ほとんどの問題が長文問題
- 出題形式は選択肢から1つあるいは、複数の選択肢を選んで回答
AWS セキュリティ資格:受験費用
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)の受験費用は¥33,000円(税込)です。
また、AWS受験にあたって他のAWS試験を合格した特典の中の一つとして、受験費用の半額チケットがあります。
もしも、チケットがあるのであれば、半額チケットを使用しての受験をオススメしています。
- 受験費用は通常は、¥33,300円(税込)
- 半額チケットを使用して、半額で受験することが可能。
AWS セキュリティ資格受験時の取得認定資格
〇〇日で合格を気にしないように
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)受験するにあたって、前提が違えば勉強期間や勉強方法が異なってきます。
いろいろな記事の中では、〇〇日で合格!のような記事があります。
読者(あなた)が記事の筆者と前提が一緒であれば目安にすればいいですが、そんなことはほとんどありえません。
そのため、筆者の受験時のプロフィールを記載しておくので、自身の勉強期間、勉強方法の参考にしてみてください。
- 前職は調理師で、29歳からエンジニアへ転職
- 受験時点でエンジニア歴3ヶ月程度
- 職種内容は、監視運用オペレーター(AWSメイン)
- 受験時の保有認定資格はAWS CLF SAA SOA DVA SAP
この時は、AWS SAP合格をしたばかりで構築経験はありませんでした。
あくまで参考程度で考えていただければと考えています。
AWS セキュリティ資格:勉強期間
勉強期間は約2ヶ月
私が、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)合格までに費やした期間は約2ヶ月でした。
勉強時間は、平日に2時間程度、休日に2時間程度を勉強期間毎日欠かさず行っていました。
勉強期間について、他の記事を比べると長い方だと感じます。
前述で記述致しましたが、前提が違えば、勉強期間、勉強方法は異なってくるでしょう。
また、読者(あなた)が短期集中型の勉強方法が得意なのか。
もしくは、長期的にコツコツ勉強するのが得意なのかで勉強期間は異なってくると考えます。
「受験時の筆者プロフィール」の前提である通り、AWS SAA SOA DVA SAPを取得していました。
- 勉強期間は約2ヶ月
- 勉強時間に関しては、平日2時間、休日2時間
- 前提知識として、AWS SAA SOA DVAの取得をオススメします
AWS SAPを取ってなくてもいい
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)受験時にAWS SAPの合格をしていましたが、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)の試験に直結するほどは役に立たなかった印象です。
AWS SAPは範囲が広い分難関試験ですが、スペシャリティ試験ほど深い知識は求められない印象です。
なので、個人的には様々なスペシャリティから受験し、最終的にプロフェッショナル試験を受験する方が試験の結びつきは綺麗です。
- AWS SAPの試験はあまり役に立たなかった
- 様々なスペシャリティ試験後に、プロフェッショナル試験をオススメします
AWS セキュリティ資格:勉強方法
実際に使用した教材
私が実際に、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)を合格した教材を紹介します。
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)試験対策本は、現時点(2022年6月)では一冊しかありません。
一冊しかありませんが、紹介する参考書はわかりやすいです。
もし、この一冊持っていなければ私はAWS セキュリティ資格に合格できなかったでしょう。
要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』
実際に、この参考書を読むことでかなり合格に役に立ちました。
こちらの参考書では、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)試験範囲内のAWSサービスを知ることができるます。
また、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)対策用のAWSサービスの実務的な使い方が記載されています。
まずは、何からしていいかわからないときは、この参考書を2周読み込んでみてください。
オススメとしては、自分用に買ってみて、メモなどガンガン書き込んでいきましょう
AWS WEB問題集で学習しよう
合格するまでにメインに勉強していたのが、「AWS WEB問題集で学習しよう」になります。
こちらも、有名なAWSのWEB問題集の教材となっていて、「コイワ」とよく言われています。
こちらの教材を使うことで、かなり多くの問題に触れることができるので、問題に慣れるためや、どういった問題の出題傾向がかわかってきます。
ただ、かなりの問題数かつ、AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)の特徴である長文問題なので、問題をやりきるにはかなりの時間がかかってしまします。
なので、私が行っていた問題集の活用術としては、下記となっています。
- 問題集は3周以上することを目標とする
- 1周目 → 問題に慣れる
- 2周目 → 問題文と解説文をある程度読む
- 3周目以上 → 解けなかったらすぐ諦めて、解答を見る。間違った選択肢に注目する
また、問題を解くのに考える時間も大切ですが、AWS SCSの場合考えすぎは禁物です。
考えすぎると。無駄に時間を溶かしてしまうので、時間の使い方を注意して勉強するのがオススメです。
まとめ
AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)を受験は2回行っており、1回目は落ちてしまいました。
周囲からは「AWS セキュリティスペシャリスト(SCS)は簡単だから大丈夫!」っと聞いていたので油断していると落ちてしまいました。
何事もそうですが、油断禁物ということと前提条件が違えば、勉強期間も試験の難易度も変わってくると感じました。
2回目にAWS セキュリティスペシャリスト(SCS)を合格し、次はANSの受験を目指しています。
また合格したときに記事を書いていきます。